高齢者の服はどこで買う?東京で選べるお店6タイプと選び方のコツ

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こんな疑問を持つ方へ
  • 高齢の親の服を、東京ではどこで買えばいいのか知りたい
  • 体型が変わって、今までのお店の服が合わなくなってきた
  • 着替えに時間がかかるようになり、脱ぎ着しやすい服を探している
  • 親が外出しにくくなり、服を一緒に買いに行くのがむずかしい

「前に着ていた服がきつそう」「ボタンを留めるのに時間がかかっている」。親の服装を見て、そろそろ服を見直したいと感じるご家族は多いのではないでしょうか。いざ探してみると、若い人向けのお店ではサイズやデザインが合わず、高齢者の服をどこで買えばいいのか迷ってしまいます。この記事では、東京で高齢者の服が買える場所を6つのタイプに分けて紹介し、それぞれの特徴、選び方のポイント、外出がむずかしい場合の買い方まで、やさしくまとめました。

※店舗・制度の情報は、2026年10月時点で各公式サイト等で確認した内容に基づいています。売場の構成や営業時間は変わることがあるため、お出かけ前に各店舗の最新情報を確認してください。

高齢者の服はどこで買う?東京で選べる購入先は大きく6タイプ

東京には、高齢者の服を買える場所がたくさんあります。ただ、お店によって得意なことが違うため、「何を買いたいか」「本人が一緒に行けるか」で選ぶのが近道です。まずは全体像をつかんでおきましょう。

購入先ごとの特徴を比べる

購入先 向いている服 特徴
シニア向けの商店街(巣鴨など) 普段着、肌着、帽子、小物 高齢者向けの衣料品店が多く、価格も手頃。散策も楽しめる
百貨店 外出着、フォーマル、上質な普段着 サイズ展開が広く、店員に相談しやすい。休憩用の椅子がある店も多い
総合スーパー・衣料品チェーン 普段着、部屋着、肌着 近所で手頃に買える。気軽に買い足しやすい
介護用品店 介護用パジャマ、前開きの肌着、失禁用パンツ 着脱しやすさなど機能を重視した服がそろう
通販・カタログ 介護衣料、シニア向けファッション全般 品ぞろえが豊富で、外出しなくても選べる
施設・デイサービスの販売会 普段着、肌着 通い慣れた場所で、本人が手に取って選べる

「誰の、どんな服か」で選ぶ

たとえば、元気に外出できる親のおしゃれ着なら、百貨店や巣鴨の商店街を一緒に歩くのも楽しい時間になります。一方で、着替えに介助が必要な方の服なら、介護用品店や通販のほうが探しやすいでしょう。「本人の体の状態」と「本人が一緒に行けるか」の2つで購入先を決めると、迷いにくくなります。

本人の「好き」を大切にする

服は、毎日の気分を左右する大切なものです。着やすさだけで選ぶと、「こんな服は着たくない」と本人ががっかりしてしまうこともあります。好きな色や柄、こだわりのあるデザインを聞いてから探しはじめると、買ったあともよく着てもらえます。

巣鴨地蔵通り商店街|高齢者の服が見つかる「おばあちゃんの原宿」

東京で高齢者の服を買う場所として、まず名前が挙がるのが豊島区の巣鴨地蔵通り商店街です。とげぬき地蔵尊(高岩寺)の門前に広がり、昔から「おばあちゃんの原宿」と呼ばれて、多くの高齢者でにぎわっています。

シニア向けの衣料品店が集まっている

東京都交通局の案内によると、巣鴨地蔵通り商店街は全長約780mで、塩大福の老舗や漬物店、衣料品店など約200店が並んでいます。高齢の方の体型に合わせたズボンやブラウス、肌着、帽子などを扱う衣料品店が多く、健康を願う「赤い肌着」の専門店があることでも知られています。手頃な価格の普段着が多いのも魅力です。

行くなら混雑する日を知っておく

とげぬき地蔵尊の縁日にあたる毎月4・14・24日は、露店が並び、通りがとくににぎわいます。にぎやかな雰囲気を楽しみたい方には向いていますが、歩くのがゆっくりな方や車いすの方は、人の少ない日や午前中の早い時間を選ぶと安心です。

アクセスと回り方のコツ

最寄りはJR山手線・都営三田線の「巣鴨」駅で、反対側からは都電荒川線の「庚申塚」停留場も使えます。通りは長いので、最初に「今日は肌着と帽子だけ」のように目的を決めておくと、本人が疲れすぎずに済みます。途中で甘味処などに寄って休憩をはさみながら回ってみてください。

ワンポイント
商店街の衣料品店では、試着室が小さかったり、ない場合もあります。本人のウエストや股下、着丈をメモしておくと、試着しなくてもサイズを店員さんに相談できます。裾上げに対応してくれるお店もあるので、気軽に聞いてみてください。

百貨店のシニア向け売場|サイズ相談と休みやすさで選ぶ

外出着や冠婚葬祭の服、少し良い普段着を探すなら、百貨店も頼りになります。東京では、シニア層の利用が多いことで知られる百貨店もあり、高齢の方が買い物しやすい工夫がされています。

サイズ展開が広く、相談しながら選べる

百貨店の婦人服・紳士服売場には、小さめや大きめのサイズを扱うコーナーがあることが多くあります。たとえば京王百貨店新宿店のフロアガイドでは、4階の婦人服フロアに「L・LLサイズ」「Sサイズ」、3階に「婦人肌着・パジャマ」の売場が案内されています。年齢とともに背が縮んだり、おなか回りがふくよかになったりして、上下で合うサイズが違う方も、店員に相談しながら選べるのが百貨店の良さです。

休憩用の椅子やトイレが使いやすい

高齢の方の買い物では、「疲れたらすぐ座れるか」がとても大切です。京王百貨店新宿店では、1階から8階と屋上に休憩用の椅子が案内されています。また、同じ店の8階には補聴器やウィッグの売場もあり、服と一緒に身の回りの用事を済ませられます。

百貨店で買い物するときのコツ

  1. 平日の午前中に行く
    週末より空いていて、店員にもゆっくり相談しやすい時間帯です。
  2. フロアガイドで売場を確認しておく
    サイズ別の売場や休憩場所を事前に調べておくと、歩く距離を減らせます。
  3. 車いすの貸し出しを確認する
    館内用の車いすを貸し出している百貨店も多くあります。長く歩くのが不安な方は、インフォメーションで聞いてみてください。

スーパー・衣料品チェーン|近所で手頃に買える普段着

毎日着る部屋着や肌着、パジャマは、近所の総合スーパーや衣料品チェーンで十分なことも多いです。洗い替えを何枚か用意したいときにも、手頃な価格で気軽に買えます。

シニア向けのコーナーをのぞいてみる

総合スーパーの衣料品売場には、ゆったりしたシルエットのズボンや、ウエストがゴムのスラックスなど、シニア向けの商品をまとめたコーナーがあることがあります。普段の買い物のついでに見られるので、本人も気負わずに選べます。

着脱しやすい商品を扱うチェーンもある

大手の衣料品チェーンの中には、着脱しやすさに配慮した商品を扱うところもあります。たとえばユニクロは、スナップボタンで前が開く「前あきインナー」を公式オンラインストアで販売し、医療・看護・介護の専門家がすすめる商品の特集ページも設けてきました。取り扱いは時期によって変わるため、購入前に公式サイトで確認してください。

ネット注文と店舗受け取りを組み合わせる

サイズや色の種類は、店頭よりオンラインストアのほうが多い場合があります。家族がネットで注文して、近くの店舗で受け取るサービスを使えば、送料を抑えつつ品ぞろえの多さを生かせます。

介護用品店・通販|着替えに介助が必要な方の服を探す

腕が上がりにくい、指先に力が入りにくい、寝ている時間が長いなど、着替えに介助が必要な方には、介護用に工夫された服(介護衣料)が役立ちます。介護衣料は、本人の負担だけでなく、着替えを手伝う家族の負担も軽くしてくれます。

介護衣料でよく見かける工夫

工夫 どんな方に向いているか
前開き・フルオープン 腕が上がりにくい方、寝たまま着替える方
面ファスナー・スナップボタン 指先でボタンを留めるのがむずかしい方
総ゴム・伸びる素材のウエスト ズボンの上げ下ろしに時間がかかる方
ファスナーで開く袖・裾 拘縮(関節が固まって動きにくい状態)がある方、むくみがある方
失禁用の吸水パンツ 少量の尿もれが気になる方

介護用品店で実物を確かめる

介護用品店や、ドラッグストアの介護用品コーナーでは、介護用パジャマや前開きの肌着、吸水パンツなどを手に取って確かめられます。生地の厚さや、面ファスナーの付け外しのしやすさは、実物を見るとよく分かります。介護用パジャマの選び方は「介護パジャマはどこで売ってる?介護に最適なフルオープンパジャマとは?」でもくわしく紹介しています。

通販は品ぞろえの多さが魅力

介護衣料の専門通販やシニア向けファッションのカタログ通販は、店頭よりも種類が豊富です。サイズ表がくわしく載っていることも多く、家族がゆっくり比べられます。注文前に、返品・交換ができるか、その送料はどちらが負担するかを確認しておくと安心です。

大切なこと
介護保険で購入やレンタルができる福祉用具は、腰掛便座や入浴補助用具、車いすなど国が定めた種目に限られています。普段着や介護用パジャマなどの服は、介護保険の対象にはなりません。お住まいの区市町村によっては、紙おむつの支給など独自のサービスがあることもあるので、地域包括支援センターやケアマネジャーに聞いてみてください。

失敗しない高齢者の服の選び方|体の変化に合わせたチェックポイント

どこで買うかと同じくらい大切なのが、「何を選ぶか」です。高齢になると、体型や体の動きが少しずつ変わっていきます。今の体に合った服を選ぶことで、着替えがラクになり、転倒などの事故も防ぎやすくなります。

買う前に確認したい5つのポイント

ポイント チェックすること
着脱のしやすさ 前開きか、ボタンは大きいか、袖や首回りにゆとりがあるか
サイズ 上下で合うサイズが違わないか、肩幅・着丈・股下は合っているか
素材 肌ざわりがやさしいか、伸びるか、軽いか、家で洗濯できるか
安全 裾が長すぎないか(つまずきの原因)、袖口が広すぎて物に引っかからないか
好み 本人の好きな色・柄か、着たいと思えるデザインか

ズボンは「上げ下ろしのしやすさ」を最優先に

トイレのたびに上げ下ろしするズボンは、着やすさが毎日の暮らしに直結します。ウエストが総ゴムで、伸縮性のある生地のものを選ぶと、本人が自分で上げ下ろししやすくなります。ズボンをあげにくい原因や介助のコツは「高齢者がズボンをあげられない原因と対策!介助のコツ」も参考にしてください。

季節の変わり目は「重ね着」で調整

高齢になると、暑さや寒さを感じにくくなることがあります。厚手の服を1枚着るより、薄手の服を重ねて脱ぎ着で調整できるようにしておくと、室内外の温度差にも対応しやすくなります。前開きのカーディガンやベストは、1枚あると重宝します。

ワンポイント
服と一緒に見直したいのが靴です。かかとが固定され、つま先が少し上がっていて、面ファスナーで甲の高さを調整できる靴は、つまずきにくく脱ぎ履きもラクです。足のむくみや変形が気になる方は、かかりつけ医や理学療法士に相談してから選ぶと安心です。

外出がむずかしい親の服の買い方|家族・ヘルパーの力を借りる

足腰が弱くなったり、人混みが苦手になったりして、親がお店まで行くのがむずかしくなることもあります。そんなときも、工夫しだいで本人が自分で服を選ぶことはできます。

タブレットやカタログで一緒に選ぶ

通販サイトの画面やカタログを一緒に見ながら、「どの色がいい?」と本人に選んでもらうだけでも、服への愛着が変わります。選択肢は2〜3つにしぼって見せると、本人も迷いにくくなります。届いたら家で試着して、合わなければ返品・交換できるお店を選んでおきましょう。

訪問介護の買い物同行を相談する

介護保険の訪問介護では、ヘルパーが買い物を手伝うことがあります。厚生労働省の通知(老計第10号)では、車いすなどで移動を手伝ってお店に行き、本人が自分で品物を選べるよう支援することが、身体介護の「見守り的援助」の例として示されています。利用できるかどうかや内容は、本人の状態やケアプランによって変わるため、担当のケアマネジャーに相談してみてください。

シルバーパスで出かける機会をつくる

東京都に住む70歳以上の方は、東京都シルバーパスを使って、都営バスや都営地下鉄、都電、都内の路線バスなどに乗ることができます。2026年10月からは、磁気カードからPASMOを使う仕組みへの切り替えが進められています。費用や手続きは所得などで異なるため、東京バス協会の案内で確認してください。「服を買いに行く」ことが、外出や気分転換のきっかけになることもあります。

伝え方の例
「新しい服を買ったほうがいいよ」と言うと、今の服や体の変化を否定されたように感じる方もいます。「この色、似合いそうだから一緒に見に行かない?」「寒くなるから、軽い上着を探そうか」など、楽しみや季節を理由に誘うと、前向きな気持ちで出かけやすくなります。

よくある質問

Q. 東京で高齢者の服をまとめて見たいなら、どこがおすすめですか?
A. 普段着や肌着を手頃に探すなら、シニア向けの衣料品店が集まる巣鴨地蔵通り商店街が便利です。外出着やサイズの相談をしたい場合は、休憩しやすい百貨店の婦人服・紳士服売場を見てみてください。
Q. 介護用の服は介護保険で買えますか?
A. 買えません。介護保険で購入やレンタルができるのは、腰掛便座や入浴補助用具、車いすなど国が定めた福祉用具に限られ、服は含まれていません。地域独自の支援があるかは、地域包括支援センターに確認してください。
Q. 親が服を買い替えたがらないときは、どうすればいいですか?
A. 無理に買い替えをすすめず、まず「どんなところが着にくいか」を聞いてみてください。今の服の裾上げやボタンの付け替えで解決することもあります。新しい服は、本人の好きな色やデザインから選ぶと受け入れてもらいやすくなります。
Q. 高齢者の服をプレゼントするときの注意点は?
A. サイズが分からないときは、伸縮性のある部屋着やストール、カーディガンなど、多少サイズが違っても着られるものが安心です。交換できるお店で買い、レシートや交換票を添えておくと親切です。贈り物選びは「在宅介護のプレゼント選び!本人と介護する家族に本当に喜ばれる贈り物」も参考にしてください。
Q. ヘルパーに服の買い物を頼むことはできますか?
A. 訪問介護では、日常生活に必要な物の買い物を手伝うことがあります。ただし、何をどこまで頼めるかは、本人の状態やケアプランで決まります。まずは担当のケアマネジャーや訪問介護事業所に相談してください。

まとめ

  • 東京で高齢者の服を買える場所は、商店街・百貨店・スーパー・介護用品店・通販・施設の販売会の6タイプ
  • 普段着を手頃に探すなら巣鴨地蔵通り商店街、外出着やサイズ相談なら百貨店が便利
  • 着替えに介助が必要な方には、前開きや面ファスナーなどの工夫がある介護衣料が役立つ
  • 服は介護保険の対象外。地域独自の支援は地域包括支援センターで確認を
  • 選ぶときは「着脱のしやすさ・サイズ・素材・安全・本人の好み」の5つをチェック
  • 外出がむずかしいときは、通販を一緒に見る、ヘルパーの買い物同行を相談するなどの方法がある

服を選ぶことは、本人が「自分らしく過ごす」ための大切な時間です。体の変化に合わせて着やすい服を選びながらも、好きな色やデザインを楽しむ気持ちは大切にしてあげてください。まずは、親が今どんな服を着にくそうにしているか、一緒に話してみることから始めてみてください。

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